【2016/12/2】iPhone6の水没復旧について
今回はiPhone6の水没復旧作業について掲載させて頂きます。
携帯を胸ポケットに入れた状態でトイレで前かがみになった際に落としてしまった、
水たまりに落としてしまった、台所で水がかかってしまったなどで
電源が落ちて着かなくなったことはございませんか?
新機種iPhone7は防水対応されましたがiPhone6sまでは防水対応ではないので
困った方が多数いらっしゃるかと思います。
やむなく機変したがデータは何もないは困りますよね。
☆!!!水没で電源を入れることは絶対だめです!!!☆
携帯は精密機器なので水に弱いため、すぐに内部の通電でショートしてしまいます。
電源が急に入らなくなったことで何度も電源を入れようとすることで更に悪化します。
特にバッテリーは高電圧・高電流のため、電源が入ってもすぐショートしてしまいます。
こういう場合はまず外部の水を拭き取り、携帯自体を温かい場所や温風で温めて頂くことが必要です。
そしてすぐに当店へご相談頂ければ幸いです。
当店での対応内容をご説明させて頂きます。
先日お客様がトイレに携帯を落としてしまったため電源が入らなくなったとのことで
ご相談に来店されました。
水没端末に対するフローを以下にご説明させて頂きます。
【水没端末対応】
1.端末の分解
出来る限り部品を分解致します。
■下の写真左より
バッテリー
ベース(下の密着し貼り付けされている部品は一応ポッティング加工といって若干の防水処理はされています)
液晶パネル
放熱プレート
スピーカー
ホームボタン
メイン基盤
カメラ
スピーカー
SIMカード
部品を分解することで各部分やバッテリー・基盤の下に溜まった水分を拭き取ります。
2.乾燥処理
上記写真のメイン4部品
バッテリー
ベース
液晶パネル
メイン基盤
を乾燥剤と共に封入し乾燥(約40度ぐらい)処理を約12時間以上行います。
3.部品の組み立てから状態チェック
お預かりさせて頂いた日の夜中に乾燥処理を行い
次の日(店舗が休みの場合は2日後)の朝から組み立て致します。
ここで電源が入るかどうかは正直運次第です。
ただ、ほとんどのケースはバッテリーがダメになっていることで電源が入らないことが多いです。
その後、状態チェックのためバッテリーのみを新品交換してみたり、
液晶の不具合も考えられることで液晶とパネルを新品に交換してみたり、
充電部分のコネクターを交換してみたりと作業させて頂きます。
何をどうしても電源が入らない場合はメイン基盤が故障しているので復旧不可能となりますが
今回のお客様はバッテリーを交換することで電源が入りました。
ただ液晶は若干不具合が出ている状態でした。
幸いなことに操作には問題なかったため、
この時点でお客様へお電話させて頂き状態をご説明し
どこまで修理するか確認させて頂きます。
水没処理に費用が掛かり、追加部品に費用が発生するため高くなるため
あくまでお客様の意向に沿って対応させて頂きます。
⇒今回、お客様もあと2ヶ月で機変の時期なのでこのままで結構ですとのことでした。
とりあえず、電源が入ってデータも無事でしたので本当に助かりましたと
お喜びされておりました。
————-修理内容————–
【修理内容】iPhone6水没復旧作業
【交換部品】iPhone6用バッテリー
【作業時間】1日半
【修理代金】8,800円
(内訳)水没修理5,000円(仮に復旧しなかった場合3,000円に値下げさせて頂きます)
バッテリー部品代3,800円
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当店で交換したパーツは6ヶ月保証がついておりますのでご安心ください。
iPhoneに問題が発生し、いきなり機変やMNPで携帯を購入する前に一度ご相談下さいませ。m(_)m
※その他、修理のご相談及び状態チェックは無料で行っておりますので
お気軽にご来店もしくはお電話下さい、お待ちしております。m(_)m